怒られるのがしんどい
仕事のミスは、上司に指導されて当たり前だと、頭ではわかっている。
だけどどうしても、どうしても。怒られるのが、嫌だ。
精神的に堪える。
たとえ指導される内容が正論だとしても、心がキュッと苦しくなる。
怒られた内容よりも、怒られたという事実が頭を支配する。
考えが甘いと思う。
年齢を重ねていくうちに薄れていくと思っていたけど、年齢を重ねていけばいくほど、受け止めきれなくなってきている。
仕事の進め方が、怒られないためには、という思考にシフトしていく。
社会に適合できない。
「うつ症状」と診断されました。
精神科の病院で、「うつ症状」と診断されました。
そりゃあ、精神科に行ったわけですから、何かしら診断がつくのだろうと思っていました。
動悸やら、涙が止まらないやら、不眠やら、まぁ自覚症状があったわけですから。
うつ症状になるきっかけ
私が「うつ症状」と診断されたのは、転職先の人間関係や職場環境になじめなかったことがきっかけでした。
専門学校卒業後に就職した職場では、紆余曲折ありながらも、10年間働き続けることができました。
何故、長く勤めた会社を離れ転職したのかというと、部署異動の打診があったからです。
異動先はこれから私が積んでいきたいキャリアとは離れた部署だったため、「それならば自分のスキルがどのくらい世に通用するのか挑戦してみたい!!」という承認欲求に突き動かされ…。自分の市場価値はどれくらいだろうなんて身の丈に合わない高めの意識を持ってしまったがため…。
結果、無事、大破しましたね。
辛抱強い方だと思っていたので、転職先でも順応するだろう、また長く勤められたらいいななんて思いながら、転職活動進めていました。
転職エージェントを介して、2社受けて両社から内定をいただきました。
いずれも同じ職種で同じ年収でしたが、年間休日数やその他福利厚生が充実している方の会社に入社を決めました。
転職成功したーー!!うれしいいい!!!そんな喜びもつかの間…。
転職先の人間関係・職場環境
転職先の社員さんはみんな仕事に熱心で、同期にも恵まれ、いわゆるモンスターみたいな方はいませんでした。
有休も法定より多めに付与され、自由に使えるし、ドリンクバー(気を遣いすぎて白湯しか飲まなかったけど…)はついているし、いわゆるホワイト企業だったと思います。
しかし、私が所属するチームの先輩とチーム長がちょっと怖い人でして。
事務系専門職で経験者採用されたということもあり、失敗は許されない雰囲気でした。
そんな環境下で私はいろいろやらかします
- 失敗は許されないのに、とにかくちょこちょこケアレスミスをする。
- 習ったはずのことを何度も聞く
- マニュアルを無視して失敗する(※マニュアルに書かれていないことも多すぎてわけがわからなくなる)
とにかく先輩やチーム長からは「こいつ大丈夫か?」と思われていたと思います。
失敗しないように、パニックにならないように、始業1時間前に出社して予習復習してました。
(早く出社するなとチーム長に注意されていましたが)
うつ症状の発症から病院受診に至るまで
どんなに注意を払っても、間違いばかり。
定期的にチーム長との面談があるのですが、面談のたび、責められいるような気持ちになり涙がとまらない…。
チーム長はお忙しい方だったので、私がきちんとしていればこんなことさせなくて済んだのになどと考えて申し訳なさMAXでした。
誰だって、入社してすぐのころは慣れなくて緊張すると思いますが、
私は入社して休職するまでの9カ月間、心を落ち着かせて働いた日は1日もありませんでした。
在職中の具体的な症状
- 出勤中や勤務中、動悸が止まらない
- 仕事中ふいに涙が出て止まらない
- 夜寝つきが悪い、夜中に覚醒する
- 物事を整理して考えることができなくなる
- 職場にいるとき食欲がわかないため、昼食抜きで仕事をしていた
自分の身体に異常は感じるものの、生活があるし、入社して1年未満だったので、頑張って続けようと思っておりました。
しかし心がぽっきり折れる出来事がおこります。
チーム長より、正社員から契約社員に契約を変更しないか提案がありました。
表向きは私が肩の力を抜いて働けるようにするための配慮とのことでしたが、雇止めにあっている契約社員の退職手続きを対応していたので、何となく体よく辞めさせようとしているのだと感じました。
そこからチーム長との関係性が悪くなり、私の心の限界がきて、会社に出社できなくなりました。
幸い、予約なしで受診ができる精神科があったため、受診し簡単な抑うつ検査を受けた結果、「うつ症状」と診断され、休職し、そのまま退職することになります。
うつにより休職→休職期間満了退職を経験して
休職して間もない頃、自分の居場所はほとんど布団の中。
仕事を続けるかやめるか、なんて考えることもできず、パソコン画面に向かうこともできず、ただただ布団の中でじっとしていました。
外出などもってのほか。汚いけどお風呂も入れなかったり。
主治医からはとにかく休んで、楽しいことを考えてなんていわれるけど、自分が情けなくて、将来が不安で、楽しいことなんて考えられませんでした。
うつなんて、自分には無縁なことだと思っていたのに。
しかし、今、周りの人に助けられながら少しずつ、本来の自分を取り戻しつつあります。
今、私と同じような悩みを抱えている人へ、
生活のこと、世間体、生きていると考えなきゃいけないこと色々ありますね。
しかし、一度立ち止まっていいから、まずはとにかく自分の身を守ってくださいね。
これから記事にする私の経験が、いつかどこかで誰かの役に立てばと思っています。